ユニバーサル行動規範/プロジェクト
ユニバーサル行動規範(以下、略称UCoC)とは、運動全体で容認される振る舞いの世界的な基本線を引くためにつくったもので、嫌がらせはいっさい許されません。私たちがふたつの段階を通じてまとめたこの規範には方針と施行ガイドラインが含まれており、現在、そのUCoC方針の実施方法と施行ガイドラインを巡って作業が続いています。
沿革
ユニバーサル行動規範(UCoC)とは、ウィキメディア2030に向けたコミュニティとの対話と戦略プロセスの主要なイニシアティブの一つです。コミュニティにおける安全性と包摂性に役立つこと、そして行動規範の策定は運動戦略勧告において優先順位で3番目にランク付けされました。
UCoC は運動全体で容認される振る舞いの世界的な基本線を引くためにつくったもので、嫌がらせはいっさい許されません。UCoC は、2段階を経る共同プロセスを通じて作成されました。第1フェーズには、方針の草案作成を含みました。これには方針調査に加え、以下が含まれていました(第1フェーズにおける施行までの道のりに寄せられたフィードバック報告書、ウィキペディア調査およびウィキメディアのその他のプロジェクト類の調査)、コミュニティ協議(最初の協議は2020年)、さらに第1の草案作成フェーズ(草案作成委員会、会議概要、協議草案、最終文書、変更ログ)。 第2フェーズには施行ガイドラインの草案作成も含まれました。協議が重ねられています。(2021年オンウィキ聞き取り調査���2021年ローカルの協議、提携団体、役務者、円卓会議、円卓会議の概要)。 起草プロセスがこれに続きました(起草委員会、起草委員会の会議要約、草案ガイドラインの評価、批准調査、対話の時間)。
ウィキメディア財団理事会は2021年2月2日にこの方針を承認し、コミュニティは2022年3月に施行ガイドラインを投票にかけました。第1回投票では、コミュニティがガイドラインを支持していると示し、投票プロセスで提出されたコメントを通じて、いくつかの具体的な改善点を特定しました(施行ガイドライン、変更履歴、投票、投票者情報、投票結果と統計、投票者コメントの概要、投票者の全コメント)。 理事会配下のコミュニティ事案委員会(CAC=Community Affairs Committee)から要請を受けコミュニティ主導の改訂委員会がガイドラインの一部に対処しました(改訂委員会、会議要約、対話の時間)。 この改訂プロセスを終えて、コミュニティ主導の第2回投票を2023年1月に実施しました(改訂施行ガイドライン、比較、投票者情報、結果と投票集計、投票者コメントの報告、投票者の全コメント)。 理事会はこれらの成果を受けて、2023年3月9日に施行ガイドライン批准に賛成票を投じました。
第3フェーズはU4Cの構築でした。最初にU4C構築委員会を結成しました(U4CBC、候補者募集、会議概要)。 U4C 憲章は U4CBC により構築されました(憲章草案文、協議、対話の時間)。 憲章は投票により採択されました(投票者情報、結果と投票集計、投票者コメントの報告)。